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在宅支援で感じる大切なこと

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新型コロナウィルスの影響が収まることを知らず あっという間に在宅支援が始まって1ヶ月が経ちました。 外出したらしたでウィルスが気になって不安でしかたない、 でも、外出しないことによるうつ症状の悪化はもっとこわい。 そんな二つの不安と日々戦いながら、在宅での訓練に取り組んでいます。 在宅支援ツール irutoco.の特徴のひとつは、通いやすい雰囲気を大切していること。 安心して通所することによる、生活リズムの醸成や メンバー間交流の中で対人関係について経験を積んで 頂くことにあると思っています。 ただ単に就職に必要な業務スキルを身につけるだけ ではないからこそ、通所による学び…学びっていうか、 実体験が大切なんだと感じながら支援しています。 が、このようなどう抗いようもない外的環境になってしまったら、 その特徴も活かしようがなくて、残念なこと限りない今日この頃。 在宅支援になったからこそ、これまでの日々の大切さが身に沁みます。 しかし、在宅支援は悪いことばかりではありません。 毎日朝夕の電話対応で、聞取りやカウンセリングを行い これまで通りの信頼関係を大切にしつつ、皆さんに取り組んで 頂いている課題の進捗を確認することで、少しでも 通所してきている時と同じような意識のキープを心掛けています。 また、普段の通所の時よりも、じっくりと集中してスキルアップや 自己理解に取り組めるメリットもあると感じています。 さらに、意外と大切なのは、なにげない雑談。 ずっと家の中にいると、会話をする相手が極端に減り孤独感を感じてしまうもの。 そんな中、電話の時のたわいもない世間話さえ息抜きの一つとなり 自分が社会と繋がっていることを実感できる瞬間になるように思います。 「今日はここまでやりました」「これがわかりませんでした」 など、皆さんの取り組んでいらっしゃる報告を聞くと こんな状況になっても将来の「就職」に向けて日々できることを 積み重ねていこうという意識を感じてうれしくなります。 毎日同じ調子をキープするのは、難しい。 それは、当然です。どんな人だって。 でも、その気持ちを、自分なりのセルフケアで切り替えて 「よっこいしょ」と腰を上げて取り組んでいる方々、 素晴らしいです